2013年05月30日

大義は親を滅するか?

大義、親を滅す(大きな正義のために、親を犠牲にする)」は大汗帝國(ザイクス)が好きな言葉です。
多分元ネタは中国史だと思います。

・・・では、実際に大義のために親を殺した・滅ぼしたケースが中国史を通してどれだけあったのか?
若干お暇で中国史大好きなヒカリタマ・カイが記憶の中を総動員して探し出したところ・・・



・・ん?

・・・あれ?

答え:ほぼない。
権力闘争で兄弟姉妹を殺したケースはかなりありますが、親を直接手にかけたケースはヒカリタマ・カイが記憶する中では秦の始皇帝が実父ではないか?と噂された呂不韋に自殺を命じたこと、安史の変で安禄山と史思明がそれぞれ自分の子どもから殺されたくらいで、後はせいぜい「親を幽閉した」くらいで終わってます。その結果、親が餓死したこともありましたがごく少数。
そして、兄弟姉妹による権力闘争でも「殺らなかったらこっちが殺られるから殺った」というものがほとんどで、とてもとても「大義」なんて言葉を出す必要もない「大義」です。
安禄山と史思明に関しては、自分の後釜を別の息子に継がそうとしたこと、最後には病気から精神を患ったかのように凶暴な姿勢が見られていたために息子(皇太子)が決起した、というのがありますが・・・これも「大義名分」というよりは「殺らなかったらこっちが殺られるから・・・」という側面が強かったようです。

中国の場合は古代から現代を通して「大義、親を滅す」よりは「親の大義名分のために罪のない子どもが犠牲になった」ことの方が圧倒的に多かったように思います。

親に正論をぶつけて殺された殷の紂王と比干、部下の虚言を真に受けて殺された漢の武帝と戻太子、自分が皇帝になりたいために、自分の子ども達を次々に死に追いやった唐の則天武后と太子・・・。
大義、親を滅すもなにもないもんだ。

そもそも、中国や日本は儒教の教え(親を一番大切にする)が強い国です。
親を滅したら・・・単なる「人でなし」と見なされる可能性は大きいですね。

ザイクスの「大義、親を滅す」という言葉を真に受けている会員のみなさんへ。

このように、大義で親を滅ぼした人は過去にもほとんどおりませぬ。
・・・というか、あなた達こそザイクスの代表や幹部達に殺される「子ども」になっているじゃないでしょうか?

小島露観でさえ、親は元幹部を呼んで盛大に葬式を行ったのでしょう?
あなた達はそんな人達の言葉を真に受けて親を滅する必要はないと思いませんか?
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posted by ヒカリタマ・カイ at 14:38| ザイクス・シリウスについて