2013年09月13日

マキャヴェリだってこんなひどいことは

ワタクシ、古代中国の兵法書を読むのが好きで、孫子に飽き足らなくなり、六韜(リクトウと読みます)を読んだことがあります。
そもそも六韜とは、殷の紂王を倒した太公望呂尚が周の文王・武王(ロカンによるとロカンの前世のひとつ)に兵学を指南する設定で構成されている書物ですbyWiki。

特にその中の虎韜が名高く、これをメインに読んだのですが・・・あまりの悪辣さに頭がくらくらしてきます。
「敵の王が寵愛している女がいたら、もっと美しい女を送り込め。後宮(日本の江戸時代なら大奥といいます)が大混乱になるから」
「敵国に忠臣がいたら、罠にはめて失脚させ、凡庸な人物を取り立てるようにしろ。そうしたら敵国は国力を下げるから」
「敵の国力を下げたい場合は非主流派と手を組み、派閥を築かせろ。国力を下げる」
「敵国にぜいたくを覚えさせ、経済をおかしくさせろ」

それで、ここまでして敵国の土台をがたがたにしてから責めろ。そうしたら勝利は確実、とw
・・・こんな国にやられたら、たまったもんじゃないよなぁ・・・。

哲学者の梅原猛さんをして「六韜はマキャヴェリズムなんですが、マキャヴェリだってこんなひどいこと書いてない」と言わしめた名著?!です。
そして、ヒカリタマ・カイもマキャヴェリの君主論は読みましたが、確かに「こんなにひどいことは書いてない」です(苦笑)。

マキャヴェリは君主論の中でこのような主旨のことを書いてます。
「国民の財布に手を突っ込むような真似をするな。国民は少しぐらいの横暴なら耐えられるが、私有財産に手を突っ込まれたら抵抗するものだ。
それは滅亡への道になる」と。

ザイクス(天業古代王朝)やシリウスの動向を聞くにつけて、思い出すのはこの言葉。
そういえばロカンさんはマキャヴェリの前世は(悪辣な)藤原鎌足だ・・・と言ってましたけど、ロカンさん達のやってることは、鎌足よりも悪辣なわけで。
マキャヴェリズムは冷徹ですが、ザイクスと比較したらマキャヴェリズムの冷徹ささえかわいく思えてしまいます。

なお、歴史の中では「最悪の王」とされている殷の紂王ですが、実際は結構良い方だった可能性があります。
現代主流の「神の力に頼らず、自分の力を信じて進め」という考え方の持ち主だったようで、神への生け贄(もちろん人間のことを指してます)を廃止しようとしていたらしいです。
殷が滅びた戦争も、正面切って衝突したわけではなくて、殷の主力が外征に行ってる間に攻め込んだもののようで、幾分以上歴史に手が加えられているような感じらしいです。

むしろ周の武王の方が後進的な考え方だったようで、神への生け贄(言うまでもなく人間)は復活し、廃止は三国志の孔明の時代まで待たなければいけませんでした。
ここらへん、妙にザイクスと被る気がするんですよねぇ・・・。

ロカンさんが「周の武王が前世」と言っていたのは、あながち間違っているわけではない気がします。
言ってることとやってることが全然違うという意味では。


posted by ヒカリタマ・カイ at 10:57| ザイクス・シリウスについて